GaN Single End Power Amp その5 ― 2023年03月13日 21時43分38秒
前回のアンプを使っているうちに、次のような目標が見えてきた。
1)少なくともゲインは20dB必要である。
2)トランスを使わないでバランス入力を受けたい。
3)新しい部品は極力買わないようにして、手持ちのものを活用する。
4)GaNラインアンプでやったように、フロントエンド(前段増幅部)を10mm厚アルミ板に組み立てたい。
ということで、途中経過を一切省略して最終的な回路図はこうなった。増幅部。 次に電源部。 注意点をいくつか。
・出力段のGaNのゲートにある寄生発振防止用抵抗R11は、必ず1KΩとすること。当初500Ωとしたところ、みごとに発振してしまった。
・出力につながっているR14は、入力と出力が同時にオープンになったとき、動作が不安定になることを防止するためのもので、これがないと最悪出力段のGaNが壊れる。
・C18は発振対策として念のために入れておく。
・C8があるとないとでは音質がかなり変化する。Dynamicapはよい仕事をしている。
・C2,C3の値も音質に大きく影響する。手持ちのものという制限があるためとりあえず8pFとしているが、音を聴くともう少し大きな値にしたい。
・R4は100Ωとしている。この値が1KΩを超えると出力段GaNのゲート漏れ電流の影響で動作が不安定になる。
使っているGaNトランジスタを数えてみたら全部で18個になった。
この項続く。
1)少なくともゲインは20dB必要である。
2)トランスを使わないでバランス入力を受けたい。
3)新しい部品は極力買わないようにして、手持ちのものを活用する。
4)GaNラインアンプでやったように、フロントエンド(前段増幅部)を10mm厚アルミ板に組み立てたい。
ということで、途中経過を一切省略して最終的な回路図はこうなった。増幅部。 次に電源部。 注意点をいくつか。
・出力段のGaNのゲートにある寄生発振防止用抵抗R11は、必ず1KΩとすること。当初500Ωとしたところ、みごとに発振してしまった。
・出力につながっているR14は、入力と出力が同時にオープンになったとき、動作が不安定になることを防止するためのもので、これがないと最悪出力段のGaNが壊れる。
・C18は発振対策として念のために入れておく。
・C8があるとないとでは音質がかなり変化する。Dynamicapはよい仕事をしている。
・C2,C3の値も音質に大きく影響する。手持ちのものという制限があるためとりあえず8pFとしているが、音を聴くともう少し大きな値にしたい。
・R4は100Ωとしている。この値が1KΩを超えると出力段GaNのゲート漏れ電流の影響で動作が不安定になる。
使っているGaNトランジスタを数えてみたら全部で18個になった。
この項続く。
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