スノーシュー事始め2022年02月07日 20時15分49秒

2月6日は当地でも記録的大雪となり、交通機関はいまだに大混乱と報じられている。
翌7日は朝から快晴。午前中は妻の健康診断があったのでクリニックまで車で送り迎え。幹線道路は大渋滞。脇道は完全な一車線となり、車がすれ違うことができない。お互いに広いところ見つけて、譲り合いながら進む。まるでパズルを解いているような感覚である。

そんな用事をこなして、午後から登山靴に履き替え、スノーシューを手に雪山に挑戦した。目的地は通称「ネオパラ」、手稲山の東側にある838m高地。ただ、深雪なので時間切れで引き返すことも覚悟。
出発前に妻が「雄姿」を撮ってくれた。背後にある雪山は、自宅前の雪を積み上げたもの。近所でも有名らしい。
午後1時10分出発。
コースに入ると、わずかにトレースがくぼんで確認できるが誰も通った形跡はない。初めてのスノーシューの感覚は新鮮。数十年前は、雪山と言ったら山スキーが当たり前だったが、今はもう化石化してしまったらしく、ほとんどみかけない。

出発して10分ほどして上から犬を連れたご夫婦が降りてきた。聞くとN地区にある野球場脇にある登山口から入ったとか。そこからトレースが見えてきて、歩くのが少し楽になる.

その後、251m地点を通過して、いったん下ってから山麓を巻くように平坦な道が続く。夏は林道になっているようだ。
やがて右に折れて沢の源頭を目指し、最後の急斜面を登り切ると尾根となる。そこで3人の若いスノーボーダーが降りてきたので挨拶。背中にはスノーシューを担いで、いまはやりのバックカントリー(BC)である。
雪山に大勢の人たちが入るようになったのは、格段に進化した装備とスマホのおかげだろう。アプリを入れさえすれば現在地が正確にわかり、ルートを確認できる。
かくいう私も今回、地図アプリを利用した。実に安心である。

さて、とりついた尾根から先は、左にピークを見ながらスキー場まで巻いていくのが正解のようだが、それでは芸がないので、深雪をラッセルする感覚でピークを目指して直登することにした。どんどん高度を稼ぎ、振り返ると市内が一望できる。

最後はだらだらの登りに変わり、尾根を右に進んだ先にはネオパラの頂がこんもりと見える。残念ながらここで時間切れとなり、引き返すことにした。アプリで調べると655m地点まで来たらしい。 ネオパラは次の機会に再挑戦することにしよう。記念に写真を撮っておく。スタートしてからここまでの所要時間2時間30分。
ついでにここまで履いてきたスノーシューも。
後ろには自分だけの足跡がある。日が傾きかけてきた。
帰路は1時間30分でスタート地点に戻る。途中、3頭の鹿が目の前を横切っていった。ほかの方の報告によれば、ここあたりには鹿が多数生息しているらしい。

初挑戦のスノーシュー。登山靴は足にぴったりで靴擦れもなく安心。スノーシューの選択には当初いろいろ悩んだ。スイスの友人が持っているのはTUBBSだったこともあり、一度は購入に傾きかけた。結局、値段が安いこともあってやや旧いモデルのフランス製を選択。これもまったく不安がなく快適だった。今はベルトで固定するのが主流のようだけれど、これは登山靴をワンタッチで固定でき、非常に扱いやすい。

今日の記録。

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