最高気温35度のなか朝里峠一周コース2021年07月19日 22時00分29秒

出発前の予報では、本日の最高気温は33度と報じられていた。少し迷ったが、体調が悪ければ途中で引き返すことも選択肢に入れながら午前8時50分に出発。空は快晴。山の端にちょこっと雲が見える程度。日差しは当然のごとく強い。

暑さで体力が消耗することは覚悟。あまりを無理をしない方針で淡々と行く。朝里までは追い風基調だったので、温泉分岐交差点までは48分。

左折して温泉街に向かう。途中左側に北海道新幹線トンネル工事現場が見える。春先ここを23Km/hで走行していたら、後ろからすっと抜かれて悔しい思いをしたものだ。今日は25Km/h出ている。おや、調子がいいのかな。
温泉街を越してループ橋にかかる。暑いには暑いが、湿度がそれほど高くなく、風もあるのでつらいとは感じない。
ダム記念館を右手に見て、いよいよつづら折れにさしかかる。何回目かの急カーブを曲がると、前方に何かいるのを発見。若い牝鹿が一頭、道路の上をぴょんぴょん飛びはねて遊んでいる。こちらに気がつくと慌てて森に逃げようとするのだが、あいにくガードレールがあるので難しかったらしく、登り方向にを走り始めた。このまま自転車で追いかけるパターンになるかと思いきや、少し行った先のガードレールを飛び越え、森の中に消えていった。

暑さで気が滅入りがちなとき、珍事に遭遇しちょっとうれしくなった。とはいえ、落ち着いて考えてみれば、これが登りだからよかったものの、下り場面だったらどうなっていたかと思うとぞっとした。急カーブを曲がったらいきなり鹿が現れるのだから、絶対よけきれないだろう。鹿も困るが、こちらもおそらく自転車は大破し、けがをしたかも。

この先、魚止めの滝を通過して、だらだらのつらい坂にとりかかる。それでもなんとか朝里峠を通過。順調にくだる。

ところが、トンネルや橋の補修工事が連続しており、かぞえてみたら片側交互通行が5カ所もあった。関係者の皆さんのおかげで気持ちよく走られるのだから、感謝しなければならない。どうしてこんなに工事が集中するのかは不明。コロナ禍により観光バスがまったく通らず、工事がしやすくなったことは確かだが。

国道に降りて、そろそろ水がなくなってきた。先週の水分不足に懲りて、今日は意識して水を飲んでいる。この気温だからなおさらである。ここまでロングボトル2本を消費。豊滝除雪ステーションによって、トイレタイムとボトルに水を調達。加えて補給をする。きょうは、梅干しを持参。これは正解だった。汗を大量にかくときは梅干しがうまい。

この後、いつもなら快調に速度を上げていくところ、今日は力が出ない。赤信号で停止すると、一気に太陽に焼かれる。ボトルの水を足や背中に振りかけてしのぐ。

北一条通山の手、クリニーク・アンジェのある坂道、今日ほどきつく感じられたことはない。無理をしないでとにかく無事にゴールすることを目指す。

リザルトは3時間33分45秒。このコンディションではよく健闘した方だろう。

加齢とともに体温調節が難しくなってきているかもしれない。まだまだ大丈夫などと思って過信は禁物。
家に帰ってからニュースを見て驚いた。最高気温が35度。21年ぶりの記録だそうだ。当地も最近ではクーラーを設置する家が増えてきた。しかし我が家は自然冷房を貫いているので、本州の家よりも過酷である。

涼しいからということで、オリンピックのマラソンをわざわざ東京から当地に移したそうだが、果たしてどこまで意味があったのか。それよりも、東京オリンピック、本当に大丈夫だろうか。関係者の皆さんは一生懸命準備されているのだろうけれど、なにか無理をしすぎているような気がしてならない。そちらの方が心配である。

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