GaN 単段アンプ その15(その後篇)2021年06月15日 21時52分59秒

実を言うと、これまでこのアンプには電源スイッチがついておらず、オン・オフはコンセントの抜き差しで行っていた。さすがに使い勝手が悪いので、電源スイッチを設けることにした。

ただこのアンプは「まな板ブレッドボード」で作ったので、スイッチをつけられるような構造になっていない。どうしようかと迷った末に、ジャンク箱に眠っていたL型鉄板を利用し、下駄の下側のスペースにに潜り込ませるような形で設置することにした。ちなみにスイッチは、アムトランスから購入したサーキットプロテクタである。フューズを使うことなく安全を確保できるので、非常に気に入っている。

ところでその後の音の変化であるが、出力コンデンサにDynamiCapフィルムコンを並列につないだ成果は著しく、全帯域にわたってバランスが良くなり、すばらしい。どんな音楽を聴いても破綻がなく、落ち着いていて、なおかつ録音の通りに素晴らしいものは素晴らしく演奏する。

最近はYouTubeにアップされている Voices of Musicシリーズがお気に入りで、演奏はそこそこではあるけれど、録音が飛び抜けて素晴らしく、暗騒音がそのまま記録されていて、演奏会場の空気感がよく伝わってくるものが多い。これを聴いてしまうと、CDは万人向けに味付けされた缶詰に感じられてしまうことがあり、「なんだかなあ」とため息が出る。

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