手稲山に登る2021年04月04日 21時24分04秒

自転車に乗る前は山登りが趣味で、三十代までは積雪期になるとスキーを担いで近郊の山に登っていた。町の中心街に住んでいた十年前までは、藻岩山を登るタイムに挑戦するほど。それがこちらに移り住んでからはすっかり自転車中心となり、ますます歩くのが苦手になったこともあって、山から遠ざかってしまった。

そんなときに、以前から職場のスイス人から山に誘われていて、どうしようかと迷っていたのが、3月27日に一組の夫婦も加わり、四人で手稲山に行くことになった。
問題は装備で、SCARPAの登山靴はとっくに売り飛ばして手元にはない。ロングゲイターとゴアテックスのパンツはあったので、なんとか格好はできあがった.

8時に平和の滝に集合。雲ひとつない快晴で風も無し。ストックと簡易アイゼンを借りて出発。これには大いに助けられた。スイス人はおもしろいことにスイスにいた頃は自転車が大好きで山にはほとんど登ったことがなく、北海道に来てから山が好きになり、札幌近郊の山はもちろん、道内の主な山は積雪期も含めて踏破している強者。彼にとって手稲山は山のうちに入らない。走って上り下りできるはず。歩いているのを見ていても姿勢が安定していて、ずいぶん勉強になる。
昔の自分なら彼と張り合う自信があったが、今は素人同然のふがいなさ。気温が上がってきて柔らかくなった雪に何度も足を取られ、バランスを崩しそうになった。

何はともあれ、久しぶりに笑い転げながら皆と楽しい時間を過ごすことができた。

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