GaNを使った単段アンプ ブレッドボート篇 ― 2021年02月07日 20時14分50秒
自転車をシングルスピード化したついでに、アンプもシングル・ステージ(単段)に挑戦することにした。
このジャンルでは、Nelson Passが考案したZenシリーズがなんといっても有名だろう。同じことをしてもおもしろくない。今回は、GaN素子を使ってどこまでできるか試すことにした。
そこでまず回路を考えた。
ラインアンプはバランス出力なので、バランスで受けられるように、UTCのトランス(1次600Ω、2次5KΩ)を使う。
能動素子にGS66502Bを採用したところが今回の目玉の一つ目。そして二つ目は、ドレイン負荷には定電流回路や抵抗ではなく、チョークを採用したこと。ドレイン電流はとりあえず800mAとした。 実際に動くかどうかブレッドボードを作った。まず最初は、トリテックの空芯コイル2.2mHを2個直列したものをチョーク負荷にした。 こんな単純な回路なのに、ちゃんと音が出たことにまず驚いた。インダクタンスが小さすぎるので低音がでないところは予想通り。
そこで次に電源トランスをチョーク負荷に使ってみることにした。測定してみると20mH程度あるが、電流が流れるともう少し小さくなるかもしれない。 インダクタンスが大きくなったので低音が出るようになり、NS-10で聞く限りではバランスは整っている。ただ、空芯コイルに比べると音が濁っているというのか、なにか不純物が混じったように感じる。
今回のブレッドボードの結果から、単段アンプには大きな可能性があることが見えてきた。ただ、回路が単純であるために部品一個一個の性能が大きく影響する。本編では是非空芯コイルを採用したい。
ということで、次に空芯コイルの自作に挑戦する。目標は100mH。さあどうなるか。
このジャンルでは、Nelson Passが考案したZenシリーズがなんといっても有名だろう。同じことをしてもおもしろくない。今回は、GaN素子を使ってどこまでできるか試すことにした。
そこでまず回路を考えた。
ラインアンプはバランス出力なので、バランスで受けられるように、UTCのトランス(1次600Ω、2次5KΩ)を使う。
能動素子にGS66502Bを採用したところが今回の目玉の一つ目。そして二つ目は、ドレイン負荷には定電流回路や抵抗ではなく、チョークを採用したこと。ドレイン電流はとりあえず800mAとした。 実際に動くかどうかブレッドボードを作った。まず最初は、トリテックの空芯コイル2.2mHを2個直列したものをチョーク負荷にした。 こんな単純な回路なのに、ちゃんと音が出たことにまず驚いた。インダクタンスが小さすぎるので低音がでないところは予想通り。
そこで次に電源トランスをチョーク負荷に使ってみることにした。測定してみると20mH程度あるが、電流が流れるともう少し小さくなるかもしれない。 インダクタンスが大きくなったので低音が出るようになり、NS-10で聞く限りではバランスは整っている。ただ、空芯コイルに比べると音が濁っているというのか、なにか不純物が混じったように感じる。
今回のブレッドボードの結果から、単段アンプには大きな可能性があることが見えてきた。ただ、回路が単純であるために部品一個一個の性能が大きく影響する。本編では是非空芯コイルを採用したい。
ということで、次に空芯コイルの自作に挑戦する。目標は100mH。さあどうなるか。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://john.asablo.jp/blog/2021/02/07/9345068/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。