試作10号 その4(水晶発振子 3個シリーズ接続)2020年06月29日 13時12分16秒

Laptech水晶発振子を使ったクロック発振器。どのような部品を使ったのか少しずつ解説していく。

まずは心臓部にあたる真空管はWE404Aを使った。
これを購入したときはパワーアンプの初段に使うことを考えていた。それが巡り巡って発振器に使うことになるとは。。とはいえ、もともとRF用の五極管なので発振器にはぴったりである。
アンプも真空管のメーカーによって音が違うのだから、当然ここに別のメーカー品を使えば、たとえ性能が同じでも音が変わるはずである。

続いて定電圧放電管であるWE427A。定格は100Vで、微量ながら放射性物質を含む。またスターター回路を必要とするところも特殊である。製造にも手間がかかっているし、回路に実装するときも他の定電圧放電管に比べ手間がかかるわけで、それでもこれが必要とされたのだから、もしかして軍事用であったのかもしれない。
真空管を収めた棚には生涯使い切れないほどストックがある。

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