KT88pp 制作奮戦記その32019年12月09日 12時20分13秒

KT88ppのエージングが進むうちに音がこなれてきて、当初キンキンと妙にうるさかったり、低音域も団子状になってさえなかったのがだいぶ様になってきた。

一方、課題も見えてきた。右チャンネルの初段に使っているE88CC(Siemens)が不定期にノイズを出す。また両チャンネルともに、ツイーターに耳を近づけるとシャーというノイズがやや多い。このe88ccは数年前に4本ペアで中古で手に入れたもの。

実はアンプを組み終えて調整に入るときに、この真空管がトラブった。1本は指でたたくと盛大にアイドリングが変動してしまいNG。もう1本は、双極管の偏差が大きすぎてホットとコールドのバランスが全くとれず、これもNGに。残った2本でやっと完成にたどり着く始末。
直結式は初段の安定度が命なので、相当よいものを使わないとKT88を一瞬にして召天させかねない。白状すると、実際に2本を召天させてしまった(涙)。
その点、Circlotronに使っているWE420Aはすばらしい。一度出力電圧をゼロポイントに調整すると、スイッチオンからのドリフトは極小で、これにはいつも驚かされる。

もう一つの課題は、少々ハムが多いこと。あまり能率の高くないYAMAHAのブックシェルフスピーカNS10-PROでさえもハムが聞こえる。原因はわかっていて、マイナス電源のリップルを抑え切れていないためである。これは近々対策予定。

さて、一度作ったものは時間とともに記憶がこぼれ落ちていく。自分が何をしたのか備忘録代わりに、基板の表面と裏面を載せておく。 まずは表面から。
基板の真ん中ではちまきをしているのは2N4403。温度差があるとホットとコールドのアイドリング電流がずれてしまうので、一応熱結合してある。
そのはちまきの上側と下側にそれぞれ二個ずつ見えるのがNFBとして使っているVishayのVAR 抵抗で、KT88ppの実力を追求するためにこれを使うことにこだわった。

次に裏面。
基板の真ん中あたりに見える水色のワイヤーはヒーター線である。いつものとおりに、何度も回路を修正したので最適な配置とはなっておらず、ジャンパーが何本か見える。

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