GS66502Bの雄姿2019年05月01日 22時36分03秒

またいつか販売制限になるのではないかと思うとなんとなく不安になる。そうなると買えるうちに買っておこうという心理になるのは、震災などでスーパーの棚がガラガラになるのと同じ。先日、モノが届いたので早速ペア取りをした。

以前に改版しておいたアルミ基板、やっと日の目を見ることができた。初版との大きな違いは、TVSダイオード用のパッドを設けたこと。これで作業がだいぶ楽になった。

夢ではない証拠に記念写真を撮っておく。

Circlotron2 その19 -定電圧回路を変更-2019年05月02日 21時44分30秒

Cirlclotron2は前段と終段が直結なので、初段のB電圧変動に敏感に反応する。例えば4Vのドリフトがあれば、終段のアイドリングが2倍変化するほど。実用的にはドリフトは2V以内におさめる必要がある。

前回の定電圧回路は凝りに凝った回路だったが、どのように対策しても出力電圧のドリフトが小さくならず、結局没にするしかなかった。

次に考えたのがFETを使った定電流回路と抵抗の組み合わせ。これほど単純な回路はない。ただし、何も考えないと温度ドリフトがひどくて、使い物にならない。ところが、Qポイントに合わせさえすればほとんどドリフトせず、素晴らしい性能が得られる。

途中いろいろあって、すったもんだの末に掲載の回路に落ち着いた。スイッチオン後の最初の数分は最大2Vほどドリフトするが、その後はピクリとも動かない。これで定電圧回路はフィクスとした。
これは、実際に稼働している状態。電圧を調整するためにプレート抵抗をずらりと並べたところはちょっと美しいとは言えないが、背に腹はかえられない。
手前に見えるのはAQV414EHで、保護回路に載せてあるタイマーによって電源スイッチオンから30秒後に定電圧回路が立ち上がり、終段に異常が発生したときにはシャットダウンする機能を担っている。

レイワの風景2019年05月02日 22時07分53秒

5月1日の朝、職場に向かうために北海道神宮の横を通過。見ると、ずらりと車が並んでいて、その長さは1Km以上はあった。地下鉄駅からも人が湧いてくるようで、正月の初詣のような賑わい。

最初は今や満開と咲く桜の花見の行列かと思ったが、みな神宮の駐車場を目指しているのでどうも違うようだ。ニュースを見てやっと合点。新しい年号になったのでこれを寿いで神社に参拝ついでに(たぶん)、「令和元年五月一日」と記した御朱印を求めてらしい。

今日になったら車一台並んでいない。まったくげんきんなモノ、庶民はしたたかである。

Circlotron2 その192019年05月16日 21時47分18秒

タイトルをCirclotron2としているが、実際のところ2どころか12にしたいくらい、あれやこれやと変更が続いている。

最新の回路では、初段のプレート負荷を定電流とし、次段を差動増幅として共通エミッターにやはり定電流回路を入れた。以前、定電圧回路が必要と言って何度か作り替えたこともあったが、これが不要となった。手元にあるVishay VARをできるだけ使うことを優先したため、抵抗値は妥協で決めた部分がある。

実装の様子。今後若干変更される可能性はある。
慎重を期してブロックごとに分けて動作確認を行ったところ、使い回していたLND150が一個壊れていたことがわかったほかは問題なかった。

残りの課題は、終段のアイドリング電流が期待通りに設定できるかどうかである。

ここまで来ると少し出口が見えてきたかな。

大風が吹くなか朝里峠へ2019年05月20日 20時47分40秒

ここ数週間、公私いろいろあって長距離に出かけられなかった。今日は中山峠にでも行こうかとも思ったが、天気予報で8~11m/sの強い風が吹くとの発表。ここは慣れている朝里峠がよいだろうということで8時30分に出発。

小樽方向に向かうとすばらしい追い風で、朝里温泉分岐交差点まで43分という最短記録になった。ところがここから先が大変。普通、山の中に入ると風が止むものだが今回は、ダムを過ぎたあたりから向かい風となった。あまりにも強い風で、ダンシングしても10Km/hを維持できない。よろよろのよれよれである。こんなときは無理をしても疲れるだけ。マイペースで行く。

峠を越えて定山渓側に降りていくときは、真正面ではないが斜め前方から吹き付ける。それでも速度は上がらないが前に進む感覚があって面白い。

四峰トンネルが近くなると右手に定山渓天狗岳の威容が見えてくる。いつもは目でチラリと見て通り過ぎるところ、今回はスマホを持っていたので、写真を撮った。4月に通ったときは残雪が美しかった。四半世紀まえ、スキーを担いで登ったことを思い出した。
手前にはダムの水が見えている。ダムができる前、この水の下に未舗装の道路があって、学生時代にブリジストンのランドナーでホコリだらけになりながら走ったものだ。

国道に出てからも向かい風が強く、速度は全く上がらない。石山通を北上するときだけ、南風に助けられた。そのほか特記事項なし。リザルトは3時間37分。大風の中、健闘した方だろう。