Circlotron2 その16 - WE420Aの動作点について-2019年04月15日 22時18分35秒

初段に使うWE420A動作点をどうするか。データシートを見る限り、かなり広い範囲でプレート電圧を設定できる。しかしそれが設計の自由度が高いことを意味しない。必ず適切な動作点があるはず。

MJ誌のバックナンバーを繙くと、K氏が有益な情報を公開していた。「プレート電圧が低いときに必要な電流を流そうとするとG-K間電圧は小さくするしかなく、それに伴いグリッド電流が流れやすくなって不具合が出る。なので、プレート電圧を高くする。」K式アンプの回路図を見ると、プレート電圧は300V、G-K間電圧は2.1Vと読める。

いままでシミュレーションで正常に動くので、深く考えずに設計を進めていた。今回、終段ドライブがトラブり、再設計になったおかげで初段も見直すことができたのは僥倖であった。
二段目は2SA1967によるフォールデッド・カスコードとし、このコレクタ電流で終段をドライブする。

さて、こんどこそうまく動いてほしいものだが。。

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