行きつ戻りつ2019年03月25日 20時09分05秒

ずっとまとまった雪が降らず、このまま春になるのかと思っていたら数日前から久しぶりの雪となった。写真は今朝の状態。

日中にかけて気温が上がったのでぐんぐん解けていく。自転車は走ることができるかと、幹線道路に出て様子を見てみると雪解け水でビシャビシャになっている。元気なときはダンプが巻き上げる泥をかぶってもなんとも思わなかったが、いまは躊躇してしまう。

で、結局きょうは外を走らずに三本ローラーで汗をかいておしまい。その三本ローラー、最初の頃はふらふらしっぱなしでどうなるかと思ったが、3ヶ月たってだいぶローラーの真ん中付近を走ることができるようになった。完全な両手離しはまだ無理でも、左手を離して右手の二本指をハンドルに添えるところまでは進歩した。
また、以前なら頭の中で関係ないことを考える余裕などなかったのに、今はアンプの回路図をああでもないこうでもないと考えられる。ポイントは上半身の無駄な力を抜き、BBを中心とする腰から下のペダリング動作でハンドリングするよう意識する、ことのようだ。

インフルエンザ罹患に続いて胃腸炎になり、ずっと不調が続いてきたが、やっと食欲も出てきてほぼ快復にこぎ着けた。振り返れば、昨年の8月の歯の激痛から始まって、9月に鎖骨骨折、12月から1月は激務で精神的に落ち込むなど、あまりいいことがなかった。これだけ続いたのだから、これから少しは運が向くように願いたい。

Circlotron2 その12 頻発するトラブルに再び挫折2019年03月25日 20時30分13秒

前回、予備的完成となんとも中途半端な題で経過を報告した後で、実はいろいろトラブルに見舞われ、いったいどうなっているのかと一時はさじを投げようかとさえ思うことがあった。

ひとつひとつブロックごとに動作試験を行い、問題ないことを確認し、全体をまとめ上げて本体のスイッチを入れる。そんなふうに基本に忠実に作業してきたつもりだった。それなのに、うまく動かないとは。。一ヶ月以上も内臓をさらしたままのCirclotorn2が痛々しく見える。

長い話を短くすれば、トラブルの原因はいくつかあった。しかし結局ところ致命的な原因はDN2540にあったことが今日判明した。
掲載の回路図は、DN2540による定電流回路である。シミュレーションではまったく問題がない。

異常動作するND2540をはずしてブレッドボードの定電流回路に接続して動作試験を行う。これが不思議なことに正常なときもあれば異常になることもある。正常であれば電流は2mAなのに、異常時は33mA流れる。何が正常と異常を分けているのか。今わかっているのはR9の値にあるらしいということ。R9=0であればまったく問題ない。ところが27Kから100Kと大きくしていくと、異常な動作となる。
ゲート抵抗を入れないときは全く気がつかないのだが、このMOSFETは故障していたのだ。よく見るとゲートリーク電流が盛大に流れているorz

壊れた原因なのだが、本体に組み込むときに電解コンデンサにチャージされていた電荷を抜くのを忘れてはんだ付けしてしまい、異常電圧がかかったものと推測。ようは自分のミスである。先人はきちんとG-S間にツェナーを入れるよう指導しているではないか。

手もとにはもうDN2540はなくなった。カスコード接続を諦めて元に戻すか、それともいっそのこと他のトポロジーで行くか迷う。

とりあえず代替のMOSFETを探したところ、InfineonのBSS169が見つかった。いまMouserに発注したところなので、来週あたり入手となるだろう。

これで一連のトラブル騒動に終止符を打ち、昨年5月頃から始まったCirclotron2 プロジェクトに一区切りをつけたと心から願っている。