ラストラン 今度は本当2018年12月03日 18時49分02秒

11月20日に手稲山に登ったのが今シーズンのラストランかもと思った。あれから積雪となって、気温も低めに経過していった。

ところが先週は気温が上がり、どんどん雪解けが進み幹線道路は乾燥路面となった。このチャンスを逃さずに走りたかったが、ちょうど恩師がこちらに来られて某会場で公開講座を開くとの知らせ。お世話になった先生のところにはせ参じた。これが26日(月)から30日(金)までの長丁場。とても全日の参加は難しく、最終日だけは失礼した。この期間、恨めしいほどの快晴。全く走るチャンスがなかった。

やっと久しぶりに休みを取れた本日、朝から路面の状況を観察。幹線道路は乾いているのだが、自宅前が凍結している。午後から少し解けてきたので出発することにした。

目指すは張碓峠。往復1時間30分。この時期、午後2時ともなると太陽は手稲山の少し上にあってもう日差しが弱くなる。冬至の頃には午後3時には薄暗くなり、当地は緯度が高いのだと実感する。

北一条通を左折。予想通り、雪解け水でウェット状態。速度を落としてお尻が濡れないようにする。当地では、初冬や春先には西に向かうと、日陰になる左路肩には雪が残っていたり水がたまる。その代わり東に向かうときはほとんど乾燥路面となる。

10日間以上、まったく身体を動かしいなかったので息が上がりやすい。足もだいぶ弱っている。でも、身体を動かして汗をかくのは気持ちが良い。

帰ってきたら、妻は出かけていて鍵がかかっていた。こちらは鍵を持って出なかったので、ちょうど郵便ボックスに届いていた岩波新書を取り出してしばし車庫の中で読書をする。そうこうしているうちに妻が帰宅。すぐにシャワー。 

予報では、あさってから気温が下がり雪マークが続く。おそらく今日がラストランになるだろう。
二階に自転車を上げて固定ローラーにセットして、冬ごもり体制の準備をする。次に外で走れるのは3月上旬だろうか。

Taylor型レギュレータ リモートセンシング2018年12月08日 22時48分47秒

Taylor型レギュレータにGaN素子であるGS66502Bを投入し、DuCULoNの電源として使ってみたところ、予想通り素晴らしい成果を上げたことは9月17日のブログで紹介した。

しかしこれはまだスタートにたったばかりで、次なるステップに進むことになる。
これまでのクロック周りの構成はこうである。
・Taylor型レギュレータの直近に水晶発振子を配置する。
これによって、レギュレータとしての動作は理想的なものとなる。
・水晶発振子からDAC基板までは同軸ケーブルを使ってクロックを転送する。
取り回しとしては非常に楽になるメリットがある一方、同軸ケーブルの容量が発振器の負荷となるため、ジッターの発生要因となることが予想される。

以上のことから、まだ理想的な状態で稼働できているわけではないことは明らか。対策としてTaylor型レギュレータにリモートセンシング手法を導入することになる。

途中の工程を省略して、最後に行き着いた回路を紹介する。
大きく分けて回路は二つのブロックに分かれている。左側がレギュレータ本体。右側がDAC基板になり、そこには制御素子が「遠征」する形で配置されている。二つのブロックは、三本のケーブルで結ばれている。これによって水晶発振器はDACの直近に置くことができ、ジッターの発生要因を理想的な形で抑えられることが期待される。

結果はまた次のブログで報告する。

Taylor型レギュレータ リモートセンシング 実装編2018年12月09日 20時45分13秒

レギュレータ本体とDAC基板とは写真にあるとおり、同軸ケーブルと1本の黄色のケーブルで結ばれている。同軸ケーブルはGNDと+PS、黄色ケーブルはDrive信号である。この時点ではまだバラック状態だが、最終的には結束タイでまとめられる。

DAC基板に遠征している制御素子(GS66502B)はちょうど水晶発振器の裏面、電源ピン近傍にスズメッキ線を使ってDAC基板から浮かせて固定している。こんなとき、変換基板に空きパッドを用意していたのが役に立った。
全体の様子。レギュレータ基板とDAC基板はおよそ40cm離れている。

Taylor型レギュレータ リモートセンシング 測定編2018年12月09日 21時09分27秒

リモートセンシングがどれほどの効果があるのか検証しておく必要がある。

まずはレギュレータがDACの直近に置かれた状態における電源ピンの波形から。電源としては最も理想的な設置方法で、ご覧になっておわかりのように、あばれが非常に少ない。
続いて、レギュレータと水晶発振器を40cmの同軸ケールで結んだときの水晶発振器電源ピンの波形。縦軸のスケールが20mV/divから50mV/divになっていることに注意。かなり暴れていることは一目瞭然である。
そしてお待ちかねのリモートセンシング手法を導入した今回のケースでは。縦軸は再び20mV/divに戻している。理想状態に比べると暴れは増加する。しかし、二番目のケースに比較して明らかな効果が認められることが確認できる。

Taylor型レギュレータ リモートセンシング 試聴編2018年12月09日 21時25分25秒

B氏の言葉に甘えながらずるずるとお借りしていたDuCULoNとはいつかお別れの時が来ると覚悟していたのだが、とうとうその期限がきてしまった。

ということで、水晶発振器はロシア製ГК154-П-Тの45.1584MHzに戻した。今回のリモートセンシング手法を導入したことで音はどうなっただろうか。

予想通りである。クロック信号を40cmケーブルでDACに送っていたときは、どこかつっかえた印象でどんなにエージングしても堅さがあってのびのびしたところがなく、不満があった。

ところが今回は、その堅さが見事にとれ、場の雰囲気感や演奏者の実在感が増すとともに、音楽の細部が実に鮮やかに聞こえてくるようになった。

このことを証言する者がもう一人いる。
我が家で最も辛辣な意見を発する妻が部屋に入ってくるなり「いい音ね」と言って、「魔笛」のアリアに合わせて踊り始めたではないか。これはよい兆候だ。

いっぽう、DuCULoNだったならもう少しこんな音が聞こえただろうという残念さも確かに感じられる。耳とは非常に恐ろしい検知器である。

こうなると、Laptechの水晶発振子を使った発振器を作らなければと戦闘意欲がわいてくる。その場合は、DAC基板そのものから作り直して、ほかのレギュレータにもリモートセンシング手法を導入することになるだろう。

加えてもう一つ夢がある。
現在使っているDDC(I2SoverUSB)の新しいバージョンが出ていて、これは左右分離信号も出せるようになっていて、TDA1541Aをすぐにつなぐことが可能となっている。
I2SoverUSB
以前からこんなDDCがあればと思っていたことが、I2SoverUSBで全部実現されている。TDA1541Aのシングルクラウン2個を最近入手したので、これはいつか実現したいと思っている。

写真はメーカーからお借りした画像