Dynaco MK3の改造(11)2017年09月19日 19時37分36秒

最初は大いに感動した改造版であったが、時間が経つにつれだんだん欠点も見えてきた。

雄大なのはいいのだが、繊細さに少々かけていて「大味」という印象が拭えない。加えて、低音が緩み加減で、細かな音階が聞こえてこない。なにかがまだ不十分なのだろう。

こんなとき、やみくもにカットアンドトライしても、真空管アンプの経験が浅い者には徒労で終わる可能性が高い。先人たちの汗水たらした成果から謙虚に学ぶことが一番確実である。

しかし、世の中にはいろいろな回路が出回っていて、目移りするばかり。どれが本物か、見分けが難しい。迷った末に目をつけたのがCurcio Audio Engineeringである。MK3のアップグレード・キットを販売している小さな(多分)会社である。セールストークによれば、様々な回路を長年検討してきたとある。また購入者のコメントも載せてあって、それなりの自信があると見た。
幸いなことに回路を公開してくれている。これを参考にさせていただいて、初段をもう一度作り直すことにした。

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