久しぶりの手稲山2017年09月04日 21時02分03秒

今日は朝里峠に向かうつもりで、珍しいことに昨日から準備していた。ところが、朝になってもなかなか起きられない。とうとう1時間も寝過ごしてしまった。これはいけない。疲れがたまっているのだろう。

外は快晴。西から2〜3m/sの風が吹いている。気温は暑くもなく寒くもない。走るなら絶好のコンディション。ただ一つ、体のほうが前向きにならない。

どうしようかと迷ったが、走らなければ後で後悔するに決まっている。10時半になって走る準備を始める。向かう先は手稲山。マシンは中華カーボン+Shamal Ultra。普段LOOKに搭載しているDura Aceのペダルをはずして交換。家を出たのが11時頃。

ウォーミングアップのため、いったん小樽方向に走り、ほしみ付近でUターン。今回は、心拍数を極端に上げないように前半から飛ばしすぎないよう心がけることにする。

ゴルフハウス前までのラップタイムは20分。かなり遅い。
旧研修所前までは30分を超えている。
ゴールは35分10秒。なんとも微妙なタイム。もう少し頑張れば35分切りができたのになあ。。

最近はあきらかにトレーニングが足りていなかったから、順当な結果と見るべき。

Shamal君といっしょに手稲山を走るのは初めて。期待通りペダリングがうまくなったような気にさせてくれた。

Dynaco MK3の改造(7)2017年09月04日 21時04分57秒

いろいろ試行錯誤した結果、掲載の回路に落ち着いた。
昨夜に完成したが、出てきた音が非常に素晴らしい。現在常用機となっているサークロトロン・アンプの上を行くだろうと予感がする。

使用している真空管は以下の通り。

Genalex KT88 Gold Lion (Reissue made in Russia)
Siemens E88CC Gold pin
松下 GZ-34

オークションで手に入れたときは中華製の真空管が刺さっていた。 音はそれなりで、ぱっとせず、Dynaco MK3はこんなものかと興ざめしたものだ

真空管パワーアンプは初めての経験で、改造を始めるときは不安もあったが、やってよかった。とまどうようなトラブルに遭遇し、苦労もあったが過ぎてみれば良い勉強になった。

バイアス回路にリップルフィルターが入っているが、これはおそらく不要なはず。
特徴は、電源回路に20Hのチョークトランスを入れたこと。Dynacoについていたオリジナルのチョークトランスは1.5H。当初、ハム音が盛大に聞こえてきて、この原因を探るのに手を焼いた。最初に電源トランスと出力トランスの電磁誘導を疑ったが、はやばやとシロと判明。
次に疑ったのがバイアス回路。それでリップルフィルターが追加となった。しかしこれもシロ。

プッシュプル回路だから、B電源にリップルが少々あっても大丈夫だろうと思いこんでいた。しかしラジオ技術誌をひっくり返してみると、新忠篤氏の記事に同様のトラブルのことが記載されていた。原因はB電源のリップルである。

対策をどうするか。チョークトランスが手元にある。最大電流が100mAでインダクタンスは20H。タンゴのNo-10483という型番。アナログ親爺様から以前にいただいていたもので、やっと日の目を見させることができた。
問題は実装方法で、シャーシにはどこにもスペースがなく、外付けしたため、まるで犬のしっぽのような姿になった。 やってみるとピタリとハム音がなくなった。
対策前のB電源のリップルは、デジタルオシロで計測すると200mVrms。対策後のリップルは24.7mVrms。絶大な効果である。

最後に残った課題は、電源トランスのうなりである。けっこううるさくて耳につく。根本的な解決は、電源部を独立させてトランスを防振するしかないと考えている。

Dynaco MK3の改造(8)2017年09月04日 21時42分06秒

完成作品。
アンプから発する熱が結構あって、クーラーがない我が家では夏には絶対に使えない。冬になれば暖房機の代わりになって重宝するかも。

Dynaco MK3の改造(9)2017年09月05日 21時00分27秒

内部の様子。既存のものを活かしながら手を加えたので、整理はされていない。近い将来、一旦全部品を外して作り直すつもりでいる。そのときはもっと美しくなるだろう(多分)。


追加したチョークトランス、タンゴのNO-10483。応急措置として外付けしたので、ガラス絶縁テープで安全を確保した。なのでどうも見栄えが悪い。これも、作り直しするときには電源トランスをはずした空きスペースに納めたいと考えている。

朝里峠2017年09月11日 20時26分49秒

当地は9月に入り夏日が続き、意外に暑い日が続いた。と言っても夜になると涼しさを超えて肌寒く感じる。そんなこんなしているうちに、いつの間にか今シーズンも先が見えてきて、あと何回長距離を走ることができるだろうかと少し寂しくも感じる。

本日、朝里峠コースを走った。マシンは当初、中華カーボン+Shamal Ultraを予定していたが、車庫に行ってみるとフロントの空気が入っていない。よく見るとサイドカットしている。あわてて、マシンをLOOK595に交替するために準備する。

先週は手稲山に登ったあと、水曜日に小林峠を走っただけで全くトレーニングしていない。息が上がるだろうことは予想していたので、記録などはなからあてにしていない。ゆっくり行くことにする。
空を見上げると薄曇り。ときおり弱々しい日差しがさす。気温はやや暖かい。寒いと体が動かなくなるのでこれはありがたい。風は東から微風。
張碓峠にかかると、案の定、かだらが重い。先が思いやられる。
国道を左折し、工事中の高速道路を見上げながらやがて朝里温泉街に入る。今日も、朝里大橋は片側交互通行になっていて、ここで体力を使う。

本格的登りにかかる。速度上がらず。魚止めの滝までのラップタイムはいつもより2分は遅い。トンネルを超えて定山渓川の駐車場までのタイムは37分台。いまの体力をそのまま反映している。休憩せず、そのまま通過。

下りは前回の反省から、手を抜かずに速度を維持することにした。出発当初は体が重かったが、だんだん調子が出てくる。いつものように向かい風基調のコースでも苦にならない。ところどころ片側交互通行区間がある。北海道特有の事情で、冬に向かうこの季節は雇用確保のためにお役所が道路補修の工事を発注するのでこうなる。

さて集中しながら下ってきて定山渓が見えてきた時、はたとサイコンのタイムを確認していなかったことに気がついた。あわてて見てみるといつもより8分も速い。国道交差点までのラップタイム、2時間22分。これはすごい。どうしてこんなに速いのか、まったく自覚がなかったので驚いた。

川沿でまでのラップタイムは2時間53分。幸い、この先も追い風基調で速度が落ちない。気持ちにも余裕が出てくる。

自宅前ゴールタイム、3時間25分45秒。久々の好タイム。これで朝里峠の登りがもっと速かったら、20分も切るのだろうが、それはさすがに高望みというもの。今の自分にはここかあたりが限界だろう。

ところで、きょうの特記事項。
赤信号で停まっていた時、すぐ後の車にクラクションを鳴らされた。何かと思って振り向くと、左の駐車場に入るから、そこをどきなさいということらしい。お詫びの会釈をして1mほど前にバイクを進めた。ときどきこういうこともあるから、後のことも気をつけなければと思ったら、この後また同じ場面が発生した。
札幌市内に入って石山通を北上し、やはり赤信号で停まっていた時、やはり後ろからクラクション。そうか、左のマンションの駐車場に入るのか。それは気が付かなかった。すぐにまた1mほど前に進む。そうしたら、相手の運転手、こちらを向いて何やら怒声を上げている。こちらは「すみません」と会釈。と、思いきや、その車はマンションの駐車場に入らず、歩道を走って、もう一つ先のうどん屋の駐車に入っていった。「唖然」とはこのこと。笑ってしまった。そこまでしてうどん屋に急いでいたのか。

二回も同じ目に会うと、色々考えてしまう。
私の場合、赤信号の時は車の左側をかきわけて無理に交差点まで進まず、前の車の左後で停止することにしている。前に進んだとしても、すぐ先で追い越される。そうなると車にいらぬ迷惑をかけることになるからである。それが、今度は後ろから迷惑だと言われると、なんとも困惑してしまう。
自転車が社会に認知されるように、地道に安全運転していくしかない。