Dynaco MK3の改造(6) 歪率再測定2017年08月25日 22時17分12秒

前回の測定はあまりに不自然な数値がでてしまい、どこかに見落としがあるに違いない。もう一度測定し直してみた。

SignalScopeの機能として用意されているFFTの設定のなかでWindow Typeというのがある。調べてみると、目的に合わせて選ばなければ誤差大きくなるらしい。ここはFlat Topにした。Average TypeはLinearを選んだがこちらは自信がない。それから入力の周波数とFFTの基準周波数とをきちんと合わせる。

グラフを見るとなんとなくそれらしい形になっている。
それでも一般によく見る歪率のグラフに比べると、どこかぎこちない変化に見える。DACとラインアンプ経由で測定しているので、精度としてはどうもここあたりが限界のようだ。
発振器を直接被測定アンプに入力すればこんなことにはならないはずだ。ただ、そのためにはアンバランス→バランス変換アンプを用意しなければならない。

余談であるが、グラフでは最大出力が20Wとなっている。ゲインが若干低いためこうなっているが、実力としてはまだまだ余裕があるようである。