300Bシングルアンプ 回路図案2017年06月09日 22時35分05秒

昨年の12月以降、300Bシングルアンプはペンディング状態が続いてきた。最近、新しいアイデアが湧いてきて、これまでの回路図をご破算にし、新しく出直すことにした。

WE 91Bの真髄はどこにあるのか。実物を見たことも聞いたこともないので、おおいに的を外している可能性はあるが、だれかが主張されているように三段増幅構成にあるのではないか。オーディオ用途に用いようとすると、これではゲインが高すぎるので初段を省略して二段構成にする。それを91Bスタイルと一般では称している。その上、無帰還こそシングルアンプの王道であるとも言われている。

しかし91Bは高帰還アンプである。これを無帰還にしてしまえば、もはや91B型と呼ぶことはできないはずではないか。そんなことを考えるうちに、高帰還型のアンプを考えるようになった。しかし条件がある。部品点数を多くしたくない。最小限のパーツで構成する。

その結果考えだしたのが、掲載の回路。
初出ではない。初段五極管(回路図ではシミュレーションの関係で6J7となっている)のカーソド側にP-ch MOSFETを配置するのは、K式アンプであおなじみだし、Tube GAD Journalでも言及されている。チョークトランスで300Bをドライブする方法も、これとは少し形は違うけれどすでに「魅力ある真空管とアンプ・ラジオ」で発表されている。

真空管アンプにMOS-FETを使うのは邪道であると腹をたてる方もいるだろう。私もできればそうしたかった。しかし、設計においてはバランスも要求される。真空管だけで構成しようとすれば、どうしてもどこかに無理が生じる。MOS-FETを使うとこれが実にシンプルになる。この魅力に負けてしまう。

しかし回路が美しければ音も美しいとは限らない。すべては結果である。今のサークロトロンが標準原器となって、これと比べることで正確な判断を下すことができるだろう。

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