まだまだエージング中2017年02月27日 22時00分19秒

DACのレギュレータに投入したGaN素子のエージング作業は700時間以上経過したので、期待通りの音が出てくるものと楽しみにしていた。

ところが、なんと音が悪くなってしまった。スペクトルが高い方に極端によってしまい、ドライバーのレベルを急遽1.5dB程度落としたくらいでは収まらないほどひどい。

当初は何が起きたのかと大いに戸惑った。しばらくして気がついた。ラインアンプとパワーアンプの電解コンデンサのエージング不足である。

この二つのコンデンサを新しいものに交換したのは昨年の12月上旬だから、通算で200〜250時間程度のエージング時間であろう。経験則によればもっとも音が悪い時期である。

こうなると対策は二つしかない。一日数時間のエージングをひたすら積み重ねていくか、それとも24時間通電に切り替えるか。今回は後者を取った。

エージングの話はここ数年、えんえんと続いてきたので我ながらうんざりである。すべての部品を一度に換えて、エージングを一度で済ますことができるのならこんな楽なことはない。いっぽう、あらたな実験をしたくなるという誘惑を止めることもできない。困ったものである。


ところで私のところでは、なぜかどの部品を交換してもエージングにはおよそ700時間かかる。これは経験則なので、理由は説明できない。

横軸を時間にとって、縦軸を変化の度合いとするグラフを考えると、変化の様子は右肩上がりの直線とはならない。きわめて複雑な曲線を描くのだが、それでもなんとか単純化すればなべ底形と言っても良いかもしれない。

最初の一日だけは素晴らしい音が出る。しかし、翌日からどんどん悪くなりそれがずっと続く。それでやっと光明が見えてくるのが680時間あたりなのだから、たまらない。常にひどい音を聴くはめになる。

このような話しは他ではあまり目にしたことがないのだが、それはなぜだろうか。

コメント

_ yohine ― 2017年03月01日 16時11分07秒

いつも記事を読ませていただいております。

参考までにですが、私の感じているエージングによる変化はかなり微小なものです。むしろその日の体調やAC電源の調子(家屋や昼と夜の違い等)のほうが変化が大きくて外部要因で簡単に逆転してしまうようなレベルの差だと思っています。

なのでエージングでそこまで大きな影響がでており、かつどのような部品でも共通の時間傾向となるのは部品そのものによるエージングの変化ではなくて、全く別の要因で変わっている可能性が高いと思います。

個人的には部品によってエージングによる違いの出方はかなり違いがあるように感じています。半導体や抵抗は比較的エージングの影響が少なく、逆にコンデンサやスピーカユニット等はかなりエージングの影響が大きいように思います。また初期の数分~数時間の影響がより大きく、それ以降は大きな変化は感じなくなっていくようです。

またこれも個人的経験ですが、エージングで第一印象から大きく変わることはなかったです。第一印象で悪いものは悪いままだし、良いものは良いままです。多少変わることがあっても部品の素性そのものが逆転するような経験はしたことがありません。

何を聞いて何を評価しているのか全く異なる可能性もありますが、上記一例として参考までにお願い致します。

_ Analog親爺 ― 2017年03月13日 10時23分00秒

おはようございます。
糸吊り配線(空中配線)、殊の外効きます。
先ず、上流から試して見て下さい。
大兄の所では、中域の充実している綿糸からがお薦めです。
小生Corner York用は全て綿糸で対応して好結果を得ています。(次々回くらいにブログに載せます)

_ Kon ― 2017年03月20日 20時51分25秒

yohine様

コメントをお返しするのが大変遅くなりました。
拙いブログにもかかわらずコメントをいただき、恐縮です。
ご拝察のとおりに、たしかに他のところに原因があるかもしれないと疑っていたところでしたが、今ひとつ自信がないままでした。こんなときは、独りよがりになりがちですが、yohine様のご意見を伺い、目が覚めた思いが致します。

今後少しずつ考えていきたいと思います。
実は現在、思い当たるフシがあって手を加えているところです。追って報告できるかと思います。
またよろしくお願いいたします。

_ Kon ― 2017年03月20日 21時07分48秒

Analog親爺様

お返事が遅くなりました。
すでに貴ブログで拝見させていただいております。
糸吊りのことで思い出したのですが、数十年前の確か無線と実験の記事の中で、Audio Craftかどこか忘れましたが、マイナーなオーディオメーカーの試聴室が紹介されていました。そのなかで、床を這っているケーブルすべてが宙吊り状態になっていたのが妙に印象に残っていました。そこでは、糸で吊っていたのではなく、木のブロックに乗せていたように思いましたが定かではありません。

Analog親爺様のご意見に従って、こちらでも実施したいと思います。とりあえず、スピーカーケーブルはすでに事の成り行き上宙に浮いておりますので(笑)、次はラインケーブルを試してみましょう。綿糸ならたくさん手元にあるの私のようなものでも助かります。

その前に片付けておかなければならない事項があるので、それからとなります。その件については、近日中にブログに載せる予定です。

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