BeagleBone Green Wireless 格闘中 その32017年02月27日 21時48分19秒

みみず工房さんをはじめ、先駆的な働きをしておられる方々の情報を頼りにBoticのインストールまでたどりついた。

指示通りにすればうまくいくわけではない。たびたび予想外の事態が発生して、その都度原因を探りながら一歩一歩解決していく。

当初の予想通り、Botic化すると有線のイーサネットは残るがWiFi機能は停止されるという、「先鋭化」された環境であることが判明した。もっともこれは言い過ぎで、もともとBBG Wirelessを想定していないのだから、あたりまえということかもしれない。

とにかくconnmanctlで、wifiをscanしても何も出てこない。
connmanctl>enable wifi
とやっても無駄。
この状態でBBGWにアクセスできる通路は、シリアルコンソールとUSBだけである。

さて、どうするか。思案のしどころ。

まだまだエージング中2017年02月27日 22時00分19秒

DACのレギュレータに投入したGaN素子のエージング作業は700時間以上経過したので、期待通りの音が出てくるものと楽しみにしていた。

ところが、なんと音が悪くなってしまった。スペクトルが高い方に極端によってしまい、ドライバーのレベルを急遽1.5dB程度落としたくらいでは収まらないほどひどい。

当初は何が起きたのかと大いに戸惑った。しばらくして気がついた。ラインアンプとパワーアンプの電解コンデンサのエージング不足である。

この二つのコンデンサを新しいものに交換したのは昨年の12月上旬だから、通算で200〜250時間程度のエージング時間であろう。経験則によればもっとも音が悪い時期である。

こうなると対策は二つしかない。一日数時間のエージングをひたすら積み重ねていくか、それとも24時間通電に切り替えるか。今回は後者を取った。

エージングの話はここ数年、えんえんと続いてきたので我ながらうんざりである。すべての部品を一度に換えて、エージングを一度で済ますことができるのならこんな楽なことはない。いっぽう、あらたな実験をしたくなるという誘惑を止めることもできない。困ったものである。


ところで私のところでは、なぜかどの部品を交換してもエージングにはおよそ700時間かかる。これは経験則なので、理由は説明できない。

横軸を時間にとって、縦軸を変化の度合いとするグラフを考えると、変化の様子は右肩上がりの直線とはならない。きわめて複雑な曲線を描くのだが、それでもなんとか単純化すればなべ底形と言っても良いかもしれない。

最初の一日だけは素晴らしい音が出る。しかし、翌日からどんどん悪くなりそれがずっと続く。それでやっと光明が見えてくるのが680時間あたりなのだから、たまらない。常にひどい音を聴くはめになる。

このような話しは他ではあまり目にしたことがないのだが、それはなぜだろうか。