MJ無線と実験90年5月号 田中秀純氏2016年09月22日 18時29分41秒

次にこれまた秀逸と思われる記事はこれである。タイトルは以下の通り。
「オールバッテリー駆動 WE91型 310A-300B シングルパワーアンプの製作」

回路は91型にほぼ準拠。310Aのプレート抵抗は82.5KΩで、そのためf特が10KHzで-2から-3dBとなっているけれど、全く問題なしとの意見である。
もっとも特徴あるのが電源にバッテリーを使ったこと。これはちょっと真似ができない。
電源回路を除いて、他は特に新たな工夫をしなかったのにもかかわらず、出てきた音に関しては次のように記している。
「試聴の感想として、一言で言えば今まで自作したアンプと全く違う音で、その差は想像以上でした。立体感、透明感はAC電源アンプと一線を画するものであり、特に低域はスピーカーボックスのくせも減少させる効果がありそうに思えます。」

増幅回路だけではなく、電源回路も音に対していより一層影響が強いことをうかがわせる記事である。

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