ラインアンプ 13D2の定電流点火回路2016年09月22日 12時49分16秒

ラインアンプのエージングを進めていくうちに、違和感が募ってきた。どうしても周波数スペクトルが高い領域に偏っていて、管楽器が耳に突き刺さる。がっかりした。

原因は何かと考えるうちに、すべてが疑わしく感じれられてしまい、光が見えなくなる。しかし、ここで諦めたら先がない。可能性の高いものから潰していく。

その筆頭に上がったのが、13D2定電流回路の出力コンデンサ。改めてシュミレーションしてみると10uFでは1KHzあたりから位相が大きく変化することがわかった。最適値は0.7uFで、これだと位相変化がまったくなく平坦となる。ジャンク箱にはオイルコンデンサに0.47uF/200Vがあったので、これと入れ替えた。回路図の丸印で囲った部分がそれ。

確かに音が変化する。重心が下がった。ところがまだ現象が残ったまま。ということはまだ他に原因がある。また頭を悩ますことになった。

ところで、世のレギュレータは定電圧であれ、定電流であれ、出力コンデンサがついてまわる。この値に関して、音との相関を語っているのをほとんど見たことがない。まして位相変化まで言及していつのは、私に知る限り安井章氏だけではないだろうか。

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