朝里峠2016年08月08日 14時10分26秒

 昨日は今年いちばんの暑さで、隣の手稲区では最高気温が34℃だったとか。夜になっても気温は下がらず寝苦しい一夜をすごした。

 今日の最高気温の予想は30℃。湿度はそれなりにあるが、風も吹いていて空冷が効きそうなので、久しぶりに朝里峠を目指す事にした。暑い時間帯は避けたいので8時30分に出発。

 小樽方向に向かうと気持ちの良い追い風。40Km/hを維持できる。張碓の峠を越えて降りてくると、ツーリングバイクの男性が走りながら声をかけてきた。「50キロだよ!」と叫ぶ。どうやら私の後を走っていて速度を計測していたらしく、自転車がこんなスピードを出している事に驚いて、思わず声をかけたのだと推測した。こちらは「いや、どうもありがとう」と返事。内心は複雑。下りの50キロなんて普通だし、今日は流してきただけなので。

 そのまま越していったと思ったら、交差点の赤信号で再会。「どこまで行くの」と問うと、「八雲、函館!」と言う。乗っているオートバイはおそらく1000cc越えの大型。八戸のナンバープレート。先方はそのまま小樽方向へ前進。こちらは左折して朝里温泉街を目指す。自宅からここまでのラップタイムは50分。追い風で助けられた。

 数週間見ないうちに、高速道路の架橋工事は順調に進んでいるらしく、橋桁がだんだん長くなっているのがわかる。下をくぐって最初の短い登りに取り付く。ここはアウターで越す。

 温泉街を抜けてダムが見えるあたりから斜度がじょじょにきつくなる。ここでインナーに落とす。ループ橋の終わりの地点で20Km/hを維持できたので、調子は悪くないようだ。

 ダム資料館を右に見てしばらくいくと本格的な登りが始まる。つづら折れの区間は舗装工事が終わっていて非常に美しい。もしかしてツール・ド・北海道のために修理してくれたのだろうかと思ったりもする。

 魚止めの滝までのラップタイムは13分を超えている。あきらかにノロノロペース。ここあたりから風がなくなってきて、顔に汗が滲んでくる。なんどもグローブで汗を拭う。どうせがんばる気力もないので淡々と登っていったら、あっけなく最初のトンネルに到着。

 トンネルの中に入ると気温が下がるので気持ちが良い。いつもなら、ここあたりでリアのギアを一段上げるのだが、今日はローのまま。三つ目のトンネルを抜けて峠を目指すあたりで、前照灯をポケットからとりだして装着する。このライト、改造して以来非常に調子が良い。

 徐々に加速していたら、向こう側からグリーンジャージの二人連れとすれ違う。手を上げて挨拶。

 峠を越えて順調に下っていく。途中でヨーカンを補給。四つ峰トンネルの中は大雨が降ったのかと思うくらい水浸し。出水したのではなく、湿度が高くなるこの季節に発生する現象。空気中の水分がトンネル内で冷却された結果である。

 トンネルを抜けると思いっきり向かい風。これも予想通り。国道230号線に出ると、ここも向かい風。速度は上げられない。

 ボトルの水がなくなったので、小金湯温泉から札幌よりにある道路情報館に立ち寄り自販機で水を買う。暑い時は水分補給に失敗すると命に関わることさえある。自分では喉が渇いていないつもりでも、体内の水分はどんどん失われている。結局のこの日は、ゴールまでの間に2.3リットルの水分を補給した。

 ボトルの水を移し替えている時、何気なく壁を見るとそこにはツール・ド・北海道2016のポスターが貼ってあるではないか。コースを見ると今走ってきたところがバッチリ入っている。

 さて、石山通りに入って北上していくと、強い追い風に変わった。どんどん速度が上がる。ただ困るのは、ビルとビルの間を局所的な風が吹くことがあり、ホイールがあおられてバランスを崩しかけること。特に、コース変更や左折時のハンドサインを出している途中にこれに遭遇することがあって、気を使う。

 ということでリザルトは3時間32分59秒。この暑さでこの結果は上々。多分に追い風に助けられた面はある。

 ところで自宅まであと5分というところに来た時、反対車線をこちらに走ってくるロードバイクを目撃。グリーンジャージの二人連れ。どこかで会ったような。。あっ、朝里峠ですれ違ったあの人たちだ。こんなところでまた会うとは。おそらく向かい風に苦しみながらやってきたにちがいない。お疲れ様でした。

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