「 Infineon のSIC SBDをパワーアンプ終段電源に投入す」から1ヶ月経過2016年06月09日 21時15分35秒

 パワーアンプの終段用整流ダイオードをInfineonに入れ替えてから1ヶ月が経過した。途中、何度か中断することあはったが、ほぼ24時間通電しながらエージングを試みてきた。

 これまでの経験則によれば、エージングの熟成度は500時間でおよそ7割、700時間でおよそ9割というものが一般的であった。ところが。。。

 今回はこの経験則が当てはまらないようだ。今の時点でおよそ700時間経過したのに、いまだに9割に到達していない。私の感触では7割程度ではないか。まだ高いほうの周波数域に堅さが残り、低い方も十分ではない。

 と、辛口なことを書いたが、ひところに比べれば信じられないほど変化したことは確か。一時はあまりのひどさに、もしかして判断を誤ったかと不安に思ったこともあった。それでもなんとか良い方向に変わるはずだという信念を捨てずに今日まで忍耐してきた。今の音を聴けば、忍耐した甲斐はあった。

 だがこれで終わりではない。まだ忍耐を要する。ということは通算1000時間程度のエージングを要するということか。パワーアンプの消費電力はおよそ100W強。部屋を閉め切っておくと室温が上昇する。最高気温が20℃ていどの気候であれば問題ないのだが、これから暑くなっていくことを考えると、あと1〜2週間のうちにエージングが終わることを期待したい。