Taylor Follower型レギュレータ(3)2016年04月18日 16時27分31秒

 ということで対策。長期的には大幅改造するとしても、とりあえずは少しマシな音が出るようにしたい。小さな変更で済むような方法を考えた。それが掲載の回路。

変更点は2箇所
1)MTP3055VLのゲートには従来、カレントミラーでつくった定電流回路を入れていた。こうすると非常に高いゲインが得られる。しかし、同時に位相も激しく回ってしまう。
そこで、これを削除して、抵抗一本(1KΩ)に置き換えた。

2)RD06HHF1のゲートに150μFのコンデンサを接続した。こうすることで、Q4〜Q7のゲインを抑えることができる。低周波域ではゲインが活性化するので、どうしても位相が回ってしまうが、これには目をつむる。


結果。気になっていた高い周波数域でのピークはなくなった。改善は成功である。しかしこのままでは中途半端なので、今後全面改良をする予定である。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://john.asablo.jp/blog/2016/04/18/8073540/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。