ロシア製水晶発振器2016年04月05日 21時25分36秒

 前回の記事を書いたのが2月下旬。それがあっという間に4月になってしまった。
この期間のもっとも大きな出来事は、3月8日から16日までの間、7時間の時差がある某国にツアーに出かけていたこと。ツアー自体は事故もなく平穏に終わったのだが、私自身の体調が最悪だった。3月の札幌から半袖で過ごせる国へ。大した温度差ではないはずのだが、時差のストレスもあって老体の身にこたえたらしい。まず水が合わなくて腹を壊した。続いて、バスの冷房が効きすぎて、風邪をひいてしまった。熱を出したままツアーの最終日まで。へろへろになって自宅に戻るはめに。

 その後、体力を取り戻すのに2週間かかり、やっと最近まともになってきた。しかし筋肉は見る影もなくやせ細り、情けない姿である。3月31日から自転車通勤を始めたのだが、息は切れるし坂道は登れないやら、ただいまリハビリ中である。

 さてそれでもオーディオだけは情熱が衰えず、あれこれ手を入れ続けそれなりの進展(あるいは後退)があった。

 いろいろ書きたいネタがあるなか、忘れないうちにまずこれを。それが掲題のテーマ。

 昨年秋にNDKが発表したDuculon。その性能の素晴らしさにビックリするとともに値段を見てため息が出た。15万円とか。とても私には手が出ない。

これに匹敵する性能で、私にも手が届くようなものはないか。そんな虫のいい話を探して、たまたまdiyAudioをながめていたらこんなものが出てきた。

ロシア製の水晶発振器。今使っているNZ2520SDに比べても性能は上。値段は送料込みで48ドル。眉唾ものかと最初は疑ったが、メーカーのサイトを訪ねると、非常に真面目な会社のように見える。

ものは試しと早速注文した。ネットではこういうのを「人柱」と言うのだそうである。結果が出たら報告の予定。

スピーカー・ネットワーク2016年04月05日 21時42分42秒

現在のところのネットワークの状態。

スロープ特性 -6dB/oct
LPFとHPFは直列接続
クロスオーバー周波数はおよそ800Hz

Radian 850PBの仕様では、-12dB/oct以上でのカットを推奨している。それよりも緩やかなスロープでローカットする場合は自己責任となる。
なお、こんな構成になったのは手持ちの部品を活用することを優先させたため。なんとか辻褄を合わせた。

416-8Bはパラではなくシリーズ接続としている。インピーダンンス補正回路も入れた。

1.5mHはJantzenの空芯銅箔コイル。10uFはDynamicap。33uFにはジャンク箱にあったAudyn-Cap MKP-QS 33uFを採用。

ツイーターのアッテネート(減衰)がごくわずかで済んだあたりはさすがにダブルのフロントロードホーンの威力である。

全体の音圧レベルは、フェーダーの位置から換算すると、以前のブックシェルフ型スピーカーに比べておよそ15〜20dBほど高いと見積もっている。

中古Radian 850PBのメンテナンス2016年04月11日 13時02分03秒

中高音を担当しているRadian 850PBは、2014年にeBay経由で中古のものを、ダイアフラムを新品に交換するとの条件で業者から購入したものである。

届いものを確認すると、マグネットは所々くすんで少しサビもあったが、それ以上の動作確認はせずに部屋の隅に放置したままであった。それが今回やっと箱の中から取り出し、桧舞台に立ってもらうことなったのだが、やっぱりいろいろあった。

暫定のネットワークで音出しをしてみると、それなりの良い音に聞こえる。これは大丈夫かと思った次の瞬間、右チャンネルのドライバーから異音がしてくるではないか。冷や汗を流しながら耳を澄ますと、ピアノのキーが強打された時に必ず発生する。ドライバーの異常である。

重いドライバーを817Bの上からおろし、さっそくバックチャンバーを開けてみる。このドライバー、構造は非常に合理的にできていて、たった3本のネジを開け閉めするだけでメンテナンスが完了するようになっている。ダイアフラムの位置合わせも不要。うなってしまった。

余談であるが、以前オンケンのOS-500MTを使っていた時、やはりこれも中古で購入したのだが、使っているうちに異音がしてきたことがある。ダイアフラムの位置合わせは非常に微妙で、何度も開けたり閉めたりして調整したものだ。

さて話を戻して、中古の850PB。ネジを緩めようとすると、手応えがほとんどない。軽く回ってしまった。ダイアフラムを交換する時に、業者はなにもチェックしていないことがこれで判明。

次にダイアフラムをはずして、マグネットのギャップを照明で照らしながらよく観察する。そうしたらあるわ、あるわ。細かな鉄の破片がギャップの中に散乱している。異音の原因はこれであった。

早速、粘着テープをギャップの中に差し込んで、丁寧にゴミを除去する。全部取れたと思っても、よく見ると残っていることがある。とにかく神経質なほどにチェックして、全く何も見えなくなるまで根気よく作業する。これがコツである。

ゴミ取り作業が終わったら、ダイアフラムを戻す。先にも触れた通りに位置決め作業は不要。ただし、本当に問題がないか、やはり音を出しながらねじ止めしたほうが良い。今回は、PCソフトSignalSuiteを使って1KHz以上の信号を発生させ、それをDDCのWaveIOで受け、取り出したI2S信号をダイレクトにTIのフルデジタルアンプで受け、これで音出しした。電池3本で動く。非常に便利である。その姿が写真の上の方に見える。

このデジタルアンプ、昨年rtm_iino様から頂いたもので、机にしまったままであったが今回活躍の場が与えられた。この場をお借りしてお礼申し上げます。

最後に、音に異常がないことを確認しながらねじ止めをする。このとき、ただネジを回してはいけない。ネジにはグリスを少量塗布する。(私の場合はDura-Aceグリス)。グリスによって摩擦が減少することで、しっかりとねじ止めができる。これは自転車を自分でメンテナンスするようになってから知ったノウハウである。オーディオにも適用ができる。

右チャンネルのドライバーがこんな有様であるなら、当然左チャンネルも似たようなものであるものと推測される。開けてみると、右チャンネルほどではなかったが、少量の鉄片が確認された。

メンテナンスを終えてから、改めて音出ししてみると異音はなくなった。やはり中古品を買う時はしっかりとした業者から入手するべきである。

ところでドライバーを選定する時、スロート径やダイアフラム径をどうするか楽しみながら悩んだことを思い出す。850PBはご覧のように、スロート径が2インチ、ダイアフラム径が3インチである。

オンケンの音はだいぶ昔になったので忘れてしまったが、かすかな記憶を頼りに比べると、850PBは刺激音が少なく、クセがないように思う。2Wayで高音に不足を感じさせないところはさすがである。オンケンはこうはいかなかった。これはホーンの特性が素直であることも多分に寄与しているに違いない。

今はまだドライバーのエージングが進んでいないので、ホーンの存在を感じることは否めないが、そのうちなじんできたらホーンが見えなくなる(ホーンの存在が聞こえなくなる)だろうと期待している。

817Bに416-8Bをマウントする2016年04月11日 14時09分47秒

Altec 817Bは、大型であるがゆえに手軽に移動できるような代物ではない。ウーハー(416−8B)をマウントしてしまえばよっぽどのことがない限り、動かしたいとは思わない。そこで、忘れないようにうしろの写真を撮っておく。

ウーハー周りに使用したワイヤーは、Western Electric製の13GA ツイストタイプ。eBayで売っていた。本物のWE製であるかどうかはわからない。手に取ってみるといかにも古そうではある。

使用するネジはインチタイプ。調べるとインチネジにはいろいろある。注文したものは、六角ボルト ユニファイ・並目 1/4×1"1/4 。これでぴったり合った。

ネジを締める時は、ここにもグリスを塗布。それにしても416-8Bは重かった。

ワイヤーは、ウーハーの端子に負担がかからないように、ところどころバンドで固定した。写真で見ると布線がいかにも乱雑である。

ホーンの位置2016年04月11日 14時24分35秒

2Way以上のスピーカーシステムで悩むことの一つが、ユニットの位置決めである。昔、オンケンのドライバーを使っていた時はなかなか位置が決まらず、何度も後ろにずらしたり、前に出してみたりしたものである。

現在のところの817BとRadian 850PB+Azurahorn AH-340の位置関係は、写真のようになっている。将来若干前後に動かす可能性はある。

なお、一緒に写っているネットワーク類は改定前のものなので、最新の状態のものとは異なっている。

ドライバーはジャンクになったスピーカーの空き箱を利用し、ウレタンシートを挟んでその上に置いている。このままでは何なので、将来はやぐら構造の置き台を作って上からひものようなもので吊るすようにしたいと考えている。