Azurahorn2015年11月16日 20時51分44秒

オーストラリアのMartinさんからAzurahornを購入した。

写真でご覧いただけるように、実に優雅なスタイルである。Martinさんから、製品見本の写真を送っていただいた時、思わず「これは美しい白鳥の姿のようですね」と返事をしたことがあった。実物を見てもその印象は変わらない。優雅である。部屋に置いていても、ほれぼれしながらいつまでも眺めていたいような気になる。

”オーディオはまず見た目から。”昔、こんな言葉を聞くと軽蔑したものだが、今は考えを改めた。オーディオは見た目も大事である。

購入したのは、AH-340の2インチスロートタイプ。名前から推測されるように、カットオフ周波数が340Hzである。ドライバーには、Radianの850BPを使う予定である。

当初、Azurahornのホームページを見た時、AH-340を海外に発送するのは難しいようなことが書かれていたので、ではサイズが一つ小さいAH-425にしようかとも思ったが、ダメ元でメールを出して確認したところ、送料は少々高くなるが発送可能との返事が来た。

また、ホームページは最近更新された形跡もなかったので、大丈夫だろうかとの不安もあった。しかし メールのやり取りをしているうちに、Martinさんは儲けようとか、ごまかそうとかそんなことは一切考えていない実に誠実な人柄であることがわかってきた。こんなすばらしいホーンを手作りで提供してくれる上に、このような人と知り合いになれたことを本当に幸せに感じる。

これまでホーンといえば木製もしくは金属製で、重量は腰を痛めるほどの重さと相場が決まっていた。重ければ重いほど良い音が出るかのごとき扱われ方で、重量に比例するかのように値段も高くなっていく。

これにたいして、Azurahornはホーンに関する従来の常識ことごとくくつがえし、ここまでくると気持ちが良いくらいである。重量は計っていないが、手で持った感触ではおそらく5Kgもないのではないか。実に軽い。

そして値段はペアで650オーストラリアドル。それに送料と日本での消費税がプラスされる。

ネットで検索する限り、日本でこれを購入した方は1名しか知らない。おそらくそのかたはAH-425ではないかと推測される。AH-340は日本で初かな?

ところで音出しはどうするか。高音ホーンがそろっても、バスのエンクロージャーもしくはホーンが予算の関係上まだそろっていない。来年にはなんとかそろえたい。音出しはそれまでお預けである。

コメント

_ Nobu ― 2016年02月22日 21時34分50秒

いつもブログ楽しみに読ませて頂いています。

ですがうっかりこの記事は見落としておりました。おそらくAzura Hornを購入した日本人というのは私のことかと思います。

おっしゃるとおり425です。

私の場合、セッティングがきちんとされていないのと比較対象が無いので、このホーンの威力をイマイチ実感できていない、というのが本音です。

_ Kon ― 2016年04月22日 21時42分11秒

Nobuさん。コメントを返さなければと思いつつ、この間、いろいろなことが重なって、ついに今日になってしまいました。
日本での数少ないAzura-Hornユーザーと繋がりをいただき、感謝いたします。

私の場合も、本当にこのホーンの実力を出し切っているのか、手探りの状態です。唯一の比較対象は10年前まで使っていた音研ホーンですが、記憶があいまいになりつつあります。

そんな状態ですが、今の所不満がありません。買ってよかったと思っております。コストパフォーマンスは最強ではないでしょうか。

なによりも変な癖やピークがなくて、自然な表現力のあるところが好ましく感じられます。これはとても貴重な性能だと思います。もっとも使用するドライバーにもよるでしょうから、あまり客観性のあるはなしではありませんが。

どうかあきらめないでがんばってみてください。

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