Improved Reflektor-D (15)2015年05月05日 21時07分14秒

Reflektor-Dは大きく分けて、定電流回路とシャント回路の二つの回路で成り立っている。これまで、シャント回路に注力してきて、もうこれ以上手の入れようがないほど完成度が上がってきた。

さて、こうなると定電流回路が気になり始めた。ほんとうにこれで良いのか。回路図で言えばQ1のコレクタはFETによる定電流負荷となっている。定電流負荷のインピーダンスが無限大であることが理想であるが、現実はそうはいかない。

シミュレーションしてみると、FET一個と抵抗一個で構成された定電流負荷のインピーダンスはそれほど高くないことがわかってきた。なのでReflektor-Dの定電流性能もそれなりとなる。

では、もっと理想の定電流負荷は何か。いろいろアイデアを試した結果、掲載の回路となった。気がつくとなんだかカレント・ミラーだらけである。
改造は10分程度で済む。水晶発振器の電源をこれに変更してみた。ほかの3台は手を加えずそのままである。

一聴して、変化が感じられる。これまで少し賑やかに感じられていた部分が落ち着き、静かになった気がする。これが本当かどうか、もうしばらく時間をかけて確認していく。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://john.asablo.jp/blog/2015/05/05/7627783/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。