Improved Reflektor-D (12)2015年04月10日 22時14分24秒

4月7日版をエージング中だというのに、次のバージョンを思いついてしまった。

これまでの版は、LU1014Dや2N3634など、一般的ではない部品を使ってきた。しかし、多くの方に作っていただくためには、どこでもだれでも入手できる汎用部品を使う必要がある。

そこですべてDigikeyやRSコンポーネンツで入手可能な部品で構成し、そのうえまた新たな改良を加えた。(回路図ではC1がpaper in oilとなっているが、これにこだわる必要はない)

能書きを並べても動かなければ意味がない。早速組み立てた。回路図だけ見ると、えらく複雑で手配線などとんでもないと思うかもしれない。自分も最初そう思った。

ところが部品を配置させてみて本当に驚いた。ジャンパー線は一箇所しかない。慣れてくると、カレントミラー部分だけなら30分で完了する。これならむしろオリジナルReflektorよりも作りやすいかもしれない。

カレントミラーの出力は従来抵抗(1KΩ)で受けていたが、これを定電流負荷で受けることにした。ゲインは従前の回路よりも25dBも増大する。発振のリスクが高くなるのでチェックはしておく必要がある。

水晶発振器の電源に接続してみたが、なにごともなく安定して動作した。おまけに出力電圧はちょうど3.3Vで、これなら安心して使える。

しばらく様子を見ていく。

【追記】
2時間エージング後の音を聴くと、従来から2〜3段ステップアップしたのがすぐにわかった。これは微少な差異ではない。音が前に出て、なおかつ繊細で小さな音を取りこぼすことなく、すべて出してくる。

デュプレが奏でるチェロがたましいをふるわせ、からだは動けなくなる。

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