Improved Reflektor-D with LU1014D (3)2015年03月18日 20時15分20秒

Reflektor-Dの特徴はカレントミラー回路にある。なので、レギュレータとしての性能を上げるためには、カレントミラー回路の精度を高めることが重要となる。

調べていくうちに、カスコード・ブートストラップという手法があることを知った。ただし、+3.5Vという低い電圧のなかで、なおかつシンプルなかたちでこれを実現するのはいろいろな制約が生じてくる。

ものごとは理想を言えばきりがない。与えられた環境の中で最大限の努力をしながら、どこかでバランスをとることが必要となる。

いろいろな複雑な回路も考えたが、結局シンプルにP-ch JFET一個でやってみることにした。てもとのジャンク箱にたままた2SJ103があって、これがちょうどうまく動くことがわかった。ただし、音の点でベストなのかどうかは不明である。

まず最初に水晶発振器の電源で試してみた。悪くはない。しかし、これで良くなったのかどうか今一つ自信がない。数時間迷ったが、デジタル電源も改造することにした。

改造直後はまったく精彩に欠く印象で、内心失敗したかもと思った。とりあえず24時間経過してから判断することに。

で、聞き直してみたら大きく変化していた。まだ荒いところはあるが、中音付近が厚くなり、ますます音が前に出てくる。フェーダーのノブを手前側(つまり減衰量の大きな方向)で止めても、同じ音量に聞こえる。

早速、残るアナログ電源(R,L)も改造することにした。どう変化するか、また24時間後に確認してみよう。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://john.asablo.jp/blog/2015/03/18/7593251/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。