LU1014D到着2014年08月29日 21時32分51秒

eBay経由でLU1014Dを16個まとめて購入した。とっくの昔にディスコンになっていて、いつ市場から枯渇するかわからない。絶滅危惧種だというのに、真空管に比べれば一桁も二桁も値段が安い。私のようなものでも入手できたのは幸運だった。

出品者の説明によれば、数年前にグループ・バイ(共同購入)でIdsが揃ったものを手に入れたのだが、使わずにそのまま死蔵していたものらしい。

まずは形状から確認。データシートどおりの寸法。ロット番号も通常ルートで流通しているものと同じ。

次に一個だけ、Idを確認。Vds=9V, Rs=180Ωの条件で、Id=10.9mA。ゲート漏れ電流は Ig=0.99mA。Vds=3VのときはIg=0.7uAであった。仕様通りと考えて良い。

これを使ってパワーアンプを作ることを妄想している。やるならサークロトロンである。アンプ部は比較的簡単な回路となるが、電源部が大掛かりになるのが難点。
しかし、http://www.audiodesignguide.com/によれば過去20年間、300Bを含む真空管アンプを1ダース以上作ってきたのだが、その中でもサークロトロンは究極のアンプであると評価している。そこまで言われているのならば、作らない訳にはいかないだろう。どんな音なのか試したくなるのが人情だ。今のSA-20をリファレンスにして比較してみたい。

それはそれとして、妻から今の状態が以前に比べてよくない所があると言って、クレームが上がってきている。これはなんとかしなければなるまい。対策としては、DACのバッファーに使われているIRF610を、LU1014Dに入れ替えることでかなりの改善が見込めるものと期待している。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://john.asablo.jp/blog/2014/08/29/7424326/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。