毛無峠→樺立トンネル→中山峠2014年06月23日 21時02分14秒

体調、天候、スケジュールなどを勘案するとおそらく今日を逃したら、今年は走られないかもしれない。年に一度挑戦しているこのコース。気軽にという訳にはいかない。

今日は曇り時々晴れ、最高気温20度。体調はまずまず。9時に出発。小樽方向に向かうと向かい風が強い。朝里温泉手前の交差点で右折し、毛無峠を目指す。雨がぽつりぽつりと降ってくるが、ぬれるほどではない。いつもなら、この坂でまずひいひい言うのだが、今日はなんだかからだが軽い。峠に向かう道路にぶつかったところで左折。

ところがすぐに工事中で片側交互通行になっているではないか。急斜面の登りでこれはきつい。最初からすっかりペースを乱してしまった。と思ったが、なんだかペダルが軽いぞ。あっという間に展望台まで辿り着き、キロロまでの下りも快調。

次の難関、樺立トンネルまでの登りもいつも苦しむところだが、きょうは無理をせず淡々とペダルを回したせいか、これも周りの景色を楽しむ余裕がある。

トンネルを抜けたら青空が広がっていた。ここからは快適なダウンヒル。腹をサドルにつかせるくらい姿勢を低くして流線型を保つと、ペダルを回さなくても60Km/hに上がる。

京極のコンビニでおにぎりと水を買う。これまでの反省で、水分とエネルギーだけはきちんと補給すべきことを学んだ。そのおかげで、この後の中山峠の登りも苦しむことはなかった。最初は向かい風で難儀したが、高度が上がるにつれて風は穏やかになったのは助かった。

さてここまで順調に来たのはいいのだが、今日の最大トラブルはこの後に待ち構えていた。定山渓トンネルを走行中のこと。装備は万全であった。前照灯はもちろん、尾灯も赤々とつけていたし、反射ベストもおこたりない。後ろから大型トラックの音が近づいてきたので、かなり速度を上げた。トンネルを抜けてから追い越してもらうつもりだった。

そのトンネルの出口に近づいた時、あるものが目に飛び込んできた。まさかと、一瞬目を疑った。トンネル天井から送電用と思われる黒いケーブルが2本垂れ下がっていて私を待ち構えている。このまま行けば、ケーブルに引っかかり転倒、横転。後ろから来たトラックに引かれる危険がある。どうするか、猛スピードで考える。

トラックの目の前でコースをセンターよりに変更するのは危険であるのはわかっている。しかし、よりリスクが少ない選択肢を選ぶとするなら、これしかない。とっさにハンドルを右に切り、ぎりぎりケーブルを避けて通過した。後ろを振り向く余裕はなかったが、後続の車もブレーキを掛けた模様だ。

運転免許をとってからこれまでいろいろな場面に遭遇した頃はあるが、こんなのは初めてだった。

なんやかんやはあったが、とにかく無事に帰投。走行距離175Km。これまでの最長を更新。走り終わっても、疲れをあまり感じない。おそらく気温があまり高くなかったことが幸いして、体力の消耗が抑えられたのも一因だろう。

コメント

_ Aki ― 2014年06月24日 06時37分28秒

おぉー!またしてもニアミス。自分は午後から用事があったので、毛無山ー赤井川ーフルーツ街道ー小樽環状線と走りました。毛無山の片側交互通行は、キツイですね。でも、平日だから仕方ないですよね。
トンネルでは事故にならなくて何よりでしたね。自分も気をつけなくては。

_ Kon ― 2014年06月24日 16時35分39秒

またしても!!やっぱりこれは何か強い糸で結ばれているとしか。。
私も天候次第では、フルーツ街道コースに切り替えることも頭にありました。
昨日は、あまりにも順調だったので心の片隅で「油断するな」と念じておりましたが、やっぱり勘はあたったようです。
Akiさんもお気をつけください。

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