息子の自転車2008年06月30日 20時12分43秒

 息子の自転車がぼろぼろになってしまった。七年前にオークションで入手したアラヤのMuddy Fox。彼が中学二年のときだった。ずっと今まで通学に毎日使ってきた。雨ざらしもしょっちゅう。ゴムも劣化していわゆる「アメた」状態になっている。チェーンには見事な錆が。父親は自分のバイクのことに関しては気を配るが、息子のバイクはどうでもよいといういい加減な性格。

 このバイク、いろいろな思い出がある。息子はよく言えば「積極的」、別の言葉で言えば「無謀」な一面があるようだ。中学時代には大転倒して血だらけになって家に帰ってきたことがあった。後で聞いたら、転んだとき近くの人が家に招いてくれて包帯を巻いてくれたと言う。見るに見かねるほどひどかったのだろう。
 また高校時代には交差点で車に轢かれたことも。本人は無事だったが、バイクが壊れた。ショップに持ち込んで直してもらった。安い自転車が一台買えるほどかかった。全部相手の方が払ってくれた。
 今は大学が目と鼻の先にあるから走行距離が短い分、リスクも少ないのだろう。事故には会っていない。

 ということで新しいバイクを買うことにした。どうせ雨ざらしになるだろうから、すぐに錆びる。いろいろ考えたが、単純な構造ほどメンテナンスもしやすいだろうとの発想からピストバイクに結びついていった。
 このピストバイク、最近本当に増えてきた。先日は、円山公園の坂道をすーっと下ってきたと思ったら、いきなりスキッドしていた大学生らしき人を目撃。よく見るとブレーキは付いていない。恐ろしい。ペダリングはうまくなさそうだったので、乗り始めたばかりなのかもしれない。

 それはそれとして、息子にいきなり固定ギアは無理なので、フリーギア、ブルホーンのシングルスピードを選択した。もちろんブレーキも付いている。自宅に送られてきたのを試乗してみたが、やっぱり値段相応。剛性感に乏しく、どこかフニャフニャした印象。レースカーからいきなり軽自動車に乗ったようなものか。タイヤも重くて、前に進まない。でも、息子は喜んでいたので良しとする。

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